「これは僕のママだから」

これは、私の息子が、彼の姉であるところの私の娘に言った台詞。

一瞬、「は???」となる私と娘。

「あのね、ママはお姉ちゃんのママでもあるんだよ。っていうか、ママは誰のものでもありません!」

そう、実はこれ、「親を物扱いしている思考」なのです。

小さな子供が言ったら「かわいいな」で終わってしまいそうですが、実は要注意です。

お母さんは自分の所有物であるという思考。

そして、それを独占したいという思考。

これは、赤ちゃんの頃にどんな人でも多かれ少なかれ持ってしまう思考ではあるようなのですが、こんなことを子供が言うということは、私の中にかなりこの思考が強いということです。

私は第1子で、妹が生まれるまでの約5年間、親を独占したことのある子供です。

多分、すごくかわいがられて育ったんでしょうね。

だからこそ、妹が生まれた時の赤ちゃん返りは酷かったんです。(これは、自分の娘にも出ましたから。)

赤ちゃん返りも、自分のものを奪われた!という被害者意識から生じます。

それだけ、独占欲が強く、嫉妬心も強いということです。

一人っ子の方なら、この傾向はさらに強いかもしれません。
(条件が揃わないため、赤ちゃん返りは出ませんが・・。)

でもこの思考は、人を人とは思わない残酷な思考であるということを自覚しなければなりません。

人は、誰かの所有物ではありません!!!

お母さんを自分の所有物だと思って独占したいと思うのは、

お母さんの人格を無視していること。

お母さんを侮辱していること。

お母さんを苦しめていること。

これをしっかりと、チャイルドに教えてあげる必要がありますよね。

ちょっと大げさなんじゃないの?と感じるかもしれませんが、ここまで強い言葉で言わないと、小さな思考の種を拾うことが出来ません。

しっかり自覚して、修正していかないといけないですね。