物語で勝手にカウンセリングシリーズ【第1弾】うさぎと亀

このシリーズでは、よく知られている物語の登場人物を勝手に心理分析&カウンセリングして行きます。

「自分のことじゃなければ良く分かる!」ということで、参考にしてみてくださいね。

うさぎと亀

うさぎと亀が山の頂上まで競争します。もちろんうさぎの圧勝となる予定でしたが、油断したうさぎは途中で昼寝。その間に着実に歩いていた亀が競争に勝つ。そんな有名なお話ですね。

 

では、まずはうさぎから。

まず、このうさぎに言わなければいけないこと。それは、

「そもそもあなたは何のために亀と競争なんてするの?」

ということですね。勝って当たり前の相手と競争しても、決して自分の能力は高くなりません。

これは例えば小さい頃、3歳年下の弟に勝って嬉しいか!?ということと同じ。

また、泳ぎではなく走りでかめと勝負しようとするところも、うさぎのズルさですね。

「絶対に勝てる勝負しかしない」という態度がありありと見えます。

そこまでして勝ちたいのでしょうか?

うさぎは確かに足が速いのです。しかし、だったら例えばチーターとかダチョウなどと勝負をすべきでしょう。「勝つ」ことだけが目的の勝負をしても、能力が上がらず得るものは何もありません。

せっかく「走る才能」を持っているのに、その才能を磨かず、常に自分よりもレベルの低い人と自分を比べることで優越感にひたっているため、要するにうさぎは全然成長出来ないのです。

本当は、出来ることほど、才能があることほど、人一番の努力をすべきですよね。

うさぎは「絶対に勝ちたい!」という気持ちが強すぎて、負けそうなことや失敗しそうなことには挑戦しないでいることで、結局最後は負けてしまうという皮肉な結果となってしまうのです。

そんなうさぎへのアファメーションは・・・。

「楽して勝とうとするな!勝ちたいなら努力しろ!」

 

はい、では次に亀。

亀はどうして泳ぎではなく走りで勝負するんでしょうか?

泳ぎだったら絶対勝てるのに!

おそらくこの亀は親を否定しているのでしょう。

亀親は泳ぎが上手で、親類縁者も泳ぎが得意なのです。でも、親が嫌いで否定していると、泳ぎが上手くてもそれが何だってんだ!?という気持ちになるので、自分は別のことをしようとしてしまうのです。

しかしながら、親や兄弟の持っている才能というのは、実は自分の深層意識の中に沢山ある思考です。

これを使わないというのは、本当にもったいないことなのです。

せっかく長い長い時間をかけて積み上げた「泳ぎが上手」という思考があるのですから、本当はそれを使った方が効率的に成功出来るのですが・・・。

まあそれでも、この亀は努力してコツコツ積み上げることが出来るタイプなので、新しく「走る才能」を積み重ねようと努力しています。しかしながら、ゼロからの積み上げには相当時間がかかるということも認識しておかなければなりません。

今回の勝負では、うさぎの怠慢のおかげで勝てたのでラッキーでした。しかし、うさぎが本気になったらまったく歯が立たないことでしょう。

さらに言えば、この亀が生まれてきた目的は、本当は「走る」場所にはないのです。

なぜなら、亀は泳ぐために生まれてきたからこそ、「泳ぎの上手い親亀」を思考し現実化したのです。

しっかりと両親の修正をすることで、本来の人生の目的が見えてくることでしょう。

 

亀への修正文。

あなたは、泳ぎが上手くたって何の役にも立たないって思って、お父さんとお母さんのことを見下しているんだね。

でもそれは、大間違いだよ。

広い海を泳げることで、とても多くのものを得られるし、それは素晴らしい能力だよ。

あなたのお父さんとお母さんは素晴らしい亀なんだよ!

だから、お父さんとお母さんを見下してきたこと、「ごめんなさい」って謝ろうね。

そして、これからはあなたも泳ぎをもっと練習してみようね!

その先に、大きな成功が待っているよ。

本当に勝手なうさぎと亀へのカウンセリングでしたが、こんなのもたまには面白いかなと思って書いてみました。実際のカウンセリングでも、あなたに最適なアファメーションや修正文をお作り致します。

是非ご利用くださいね!

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