物語で勝手にカウンセリングシリーズ【第2弾】人魚姫

誰もが知っている物語の登場人物を勝手に心理分析&カウンセリングしていくシリーズの第2弾。

今回は「人魚姫」を取り上げてみました。

皆さんも、ちょっと考えただけで、突っ込みどころが満載のお話だということは分かるのではないでしょうか?

子供ながらに、もやもや感が残ったという方も多いのでは?

実は子供の頃、私の家にも人魚姫の童話の絵本があり、これは私の愛読書でした。
人魚姫は最後、王子様に気付いてもらえずに海の泡になってしまう・・。
悲劇のヒロイン感満載のさみしい話です。

こんな本が愛読書というところに、どこかで順風満帆な人生よりも、ちょっと物悲しい人生の方が魅力的であり、物語として面白い。なんて思っている私が確実にいたと思います。

そういう思考は、自分の人生に悲劇を作る種になってしまいますね。

ということで、こんな「人魚姫」について、自分への戒めも込めながら勝手にフラクタル心理学風カウンセリングを行ってまいります。

人魚姫はなぜ人間に憧れるのか

さて、そもそも人魚姫は、人魚の国のお姫様でありながら、別世界の人間界に憧れます。そして、声を失うという大きな代償を払ってまで、悪い魔女にお願いして人間になるのです。

人魚姫がもともと海の世界で姫として生まれたのには、必ず目的があります。

さらに、両親は国を平和に治めている偉大な人魚なのです。ここで学ぶべきことがあるからこそ、この両親や環境を作ったのに、コツコツと学び、経験を積み上げることを拒否して、どこかにもっと素晴らしい世界があるに違いない!と思ってしまうのはまさにチャイルドの浅はかさでしょう。

遠くにあるものというのは、その一部分を拡大して見ているものですから、とてつもなく素晴らしく見えることがあります。そして逆に、どんなに親が偉大であっても、子供からすれば色々と不満があるものです。

そんなこんなで、人間がとっても素敵に見えてしまったのでしょうね・・・。

 

そんな人魚姫へのアファメーション。

あなたが今いる場所が最高の場所!
今いる場所を良くすることにもっとエネルギーを使え!

 

「何も言わなくても察してよ」という傲慢なチャイルド

その後、晴れて人間になった人魚姫ですが、声が出ないということで、なかなか大好きな王子様に思いが伝わりません。

そもそも、声が出なくなるというのがもう「何も言わなくても察してね」という思考の現実化なのですが、たとえ声が出なくたって、好きになってもらう方法が沢山あるでしょう!?

でも何もしないで、ただただ恨めしく王子様とその婚約者を見つめているだけの人魚姫。(怠慢!)

皆さんも、もどかしく感じたのではないでしょうか。

元々は親に対して「言わなくても分かってよ」という思いが強かったということが分かりますので、人魚の世界にいた頃にも相当不満を抱えていたと想像出来ますね。

 

そんな人魚姫への修正文。

あなたは、自分が何も言わなくても、周りが察してくれるべきって思っているんだね。
でも、分かってもらえなくて、すごく悲しい気持ちになるんだよね。

 

でもね、それはあなたの勘違いだよ。

 

分かってもらいたいのなら、ちゃんと自分で気持ちを伝えなければいけないんだよ。
自分は何もしないで人に分かってもらおうとするのは、とても傲慢な態度だし、
結局あなたの気持ちは伝わらないから、とっても損するんだよ。

 

だから、ちゃんと自分の気持を表現しようね。

相手から声をかけてくれるのを待っているんじゃなくて、自分から話しかけたり、行動したりしようね。

 

その方が人とコミュニケーションが取れて楽しいよ。
自分の欲しいものも、手に入りやすくなるよ。
あなたなら出来るよ!

 

そして最後は、あなたのせいよ!と死んで復讐する

さて、王子様に自分の思いを察して欲しかった人魚姫ですが、結局まったく気付かれることもなくハートブレイクしてしまいます。そして最後には海の泡となって消えていきます。

これは典型的な「自分が不幸になって親に復讐する」パターンですね。
これは、親や姉妹が自分を愛していると知っているからこそ、可能になる復讐の方法です。
愛を逆手に取っている、すごく卑怯なやり方ですね。

皆さんは、絶対に真似しないでくださいね!

ということで、修正ポイントがたっぷりあるお話でした。
探せば、まだまだあることでしょう。

人魚姫の話が大好きだったというそこのあなた!!!

是非ともカウンセリングを受けてくださいね。
あなたにぴったりの修正文をお作り致します。

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